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プリンス・ザレスキー


「M・P・シール」が描く世界初の安楽椅子探偵。
プリンス・ザレスキー(Prince Zaleski)
シャーロック・ホームズのライヴァルたちの一人。
「王位を継ぐ身」であったが「あまりにも一途な、あまりにも不幸な恋いに殉じ、
祖国を逐われ、自ら流謫の道を選」んだというロシアの貴族。
イギリス南西部、ウェールズ南東部の「陰鬱な幽居」で「ヌビア人」の従僕と二人だけで
「修道師のような隠栖生活を営んでいる」。


プリンス・ザレスキーの事件簿
No.事件名(原題名)収録誌名(出版年)日本での主な訳本(出版年)
1 「オーヴンの一族」(短編)
The Race of Orven(1895)
「Prince Zaleski」
(1895)
「プリンス・ザレスキーの事件簿の事件簿」
創元推理文庫('81.01)
2 「エドマンズベリー僧院の宝石」(短編)
The Stone of the Edmundsbury Monks(1895)
「Prince Zaleski」
(1895)
「プリンス・ザレスキーの事件簿の事件簿」
創元推理文庫('81.01)
3 「S・S」(短編)
The S.S.(1895)
「Prince Zaleski」
(1895)
「プリンス・ザレスキーの事件簿の事件簿」
創元推理文庫('81.01)
4 「プリンス・ザレスキー再び」(短編)
The Return of Prince Zaleski(1945)
EQMM(本国版)
(1955.01)
「Prince Zaleski and Cummings King Monk」
(1977)
「安楽椅子探偵傑作選」
講談社文庫('79.07)
「プリンス・ザレスキーの事件簿の事件簿」
創元推理文庫('81.01)
この他にザレスキーシリーズは二編「The Missing Marchants」「The Hargen Inheritance」がありますが
本リストのザレスキーシリーズは、上記4点としました。
詳しくは、「プリンス・ザレスキーの事件簿」(創元推理文庫)を参照してください。
また、4作目の短編の辿った運命についても「プリンス・ザレスキーの事件簿」(創元推理文庫)を参照してください。
なおこの事件簿は、「プリンス・ザレスキーの事件簿」(創元推理文庫)のデータを元に作成しました。
(データを作成した戸川安宣氏には深く感謝します。)



参考文献およびパロディ,パスティッシュ
No.著者、編者など書名及び特集名内容収録誌
1 田中 博・著 ニアミステリな関係 第6回
「饗宴−ソクラテス最後の事件」
「モンク、『精神の偉大さ』を定義す
研究 GIALLO'02年冬号(No.06)
2 森英俊 著 シール,M・P(ホームズ,ゴードン)
Shiel,M.P.(Holmes,Gordon)
作家紹介、作品紹介 「世界ミステリ作家事典[本格派編]」
国書刊行会('98.01)


更新履歴
2001.12.21「参考文献」に「ニアミステリな関係 第6回」を追加
2002.05.24「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に「世界ミステリ作家事典[本格派編]」を追加
No.4「プリンス・ザレスキー再び」の収録誌に「Prince Zaleski and Cummings King Monk」を追加
2002.06.05No.4「プリンス・ザレスキー再び」の訳本に「安楽椅子探偵傑作選」(講談社文庫)を追加



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