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マックス・カラドス


「アーネスト・ブラマ」が描く盲目の名探偵。
マックス・カラドス(Max Carrados)
乗馬中に枝が目に当たり失明。その後、新しい世界が開けた。
指先で手紙や新聞をなぞり字を読むことが出来る。
本名はマックス・ウィン。
カラドスに改名することでアメリカのいとこから遺産を相続した。
ワトスン役は、カーライル。
信託勘定文書偽造に連座して除名された元弁護士。
現在は、人事興信所の所長。
カラドスの目になって活躍するのは従僕のパーキンソン。
カメラ的記憶能力を持つ。
他にビーデル警部や秘書のアンズレー・グレイトレックスがいる。


マックス・カラドスの事件簿
No.事件名(原題名)収録誌名(出版年)日本での主な訳本(出版年)
1 「ディオニュシオスの銀貨」(短編)
(The Coin of Dionysius)
「Max Carrados」(1914) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
2 「ナイツ・クロス信号事件」(短編)
(The Knight's Cross Signal Problem)
「Max Carrados」(1914) 「クィーンの定員II」
光文社('84.06)
光文社文庫('92.03)
3 「真夜中の悲劇」(短編)
(The Tragedy at Brookbend Cottage)
「Max Carrados」(1914) 「名探偵登場2」
ハヤカワポケットミステリ251('56.03)
「世界短編傑作集2」
創元推理文庫('61.01)
4 「ストレイスウェイト卿夫人の奸知」(短編)
(The Clever Mrs.Straithwaite)
「Max Carrados」(1914) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
5 「俳優ハリーの最後の舞台」(短編)
(The Last Exploit of Harry the Actor)
「Max Carrados」(1914) 「俳優ハリーの最後の舞台」
翻訳道楽('05.08)
6 「ティリング・ショーの謎」(短編)
(The Tilling Shaw Mystery)
「Max Carrados」(1914) 「ティリング・ショーの謎」翻訳道楽('05.08)
HMM('15.02)
7 「玩具の家の喜劇」(短編)
(The Comedy at Fountain Cottage)
「Max Carrados」(1914) 「玩具の家の喜劇」
新青年38新春増刊
「ファウンテイン・コテージの喜劇」
翻訳道楽('05.08)
8 「闇試合」(短編)
(The Game Played in the Dark)
「Max Carrados」(1914) HMM('74.02)※1
9 (The Virginiola Fraud)(短編) 「The Eyes of Max Carrados」(1923)  
10 「メアリー・シヴィアの失踪」(短編)
(The Disappearance of Marie Severe)
「The Eyes of Max Carrados」(1923) 「メアリー・シヴィアの失踪」
翻訳道楽('05.08)
11 (The Secret of Dunstan's Tower)(短編) 「The Eyes of Max Carrados」(1923)  
12 「毒キノコ」(短編)
(The Mystery of the Poisoned Dish of Mushrooms)
「The Eyes of Max Carrados」(1923) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
13 「マッシンガム荘の幽霊」(短編)
(The Ghost at Massingham Mansions)
「The Eyes of Max Carrados」(1923) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
14 (The Missing Actress Sensation)(短編) 「The Eyes of Max Carrados」(1923)  
15 「天才発明家スピノラ」(短編)
(The Ingenious Mr.Spinola)
「The Eyes of Max Carrados」(1923) 「天才発明家スピノラ」翻訳道楽('05.08)
HMM('13.10)
16 (The Kingsmouth Spy Case)(短編) 「The Eyes of Max Carrados」(1923)  
17 (The Eastern Mystery)(短編) 「The Eyes of Max Carrados」(1923)  
18 「スミレの花」(短編)
(The Bunch of Violets 別題:Said with Flowers)
「The Specimen Case」(1924) HMM('86.06)
19 「ヘドラム高地の秘密」(短編)
(The Secret of Headlam Height)
「Max Carrados Mysteries」(1927) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
20 「請願銀貨紛失事件」(短編)
(The Mystery of the Vanished Petition Crown)
「Max Carrados Mysteries」(1927) HMM('70.07)
21 「フラットの惨劇」(短編)
(The Holloway Flat Tragedy)
「Max Carrados Mysteries」(1927) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
22 「靴と銀器」(短編)
(The Curious Circumstances of the Two Left Shoes)
「Max Carrados Mysteries」(1927) 別冊宝石73号('58)
「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
23 (The Ingenious Mind of Mr.Rigby Lacksome)(短編) 「Max Carrados Mysteries」(1927)  
24 「カルヴァー・ストリートの犯罪」(短編)
(The Crime at the House in Culver Street)
「Max Carrados Mysteries」(1927) 「マックス・カラドスの事件簿」
創元推理文庫('78.04)
25 (The Strange Case of Cyril Bycourt)(短編) 「Max Carrados Mysteries」(1927)  
26 (The Missing Witness Sensation)(短編) 「Max Carrados Mysteries」(1927)  
27 (The Bravo of London)(長編) 「The Bravo of London」(1934)  
※1・・・ HMM('74.02)に収録されているNo.8「闇試合」の中でマックス・カラドスがイタリア人との記述があるが、これは誤訳。



参考文献およびパロディ,パスティッシュ
No.著者、編者など作品名及び特集名内容収録誌
1 森英俊 著 ブラマ,アーネスト
Bramah,Ernest
作家紹介、作品紹介 「世界ミステリ作家事典[本格派編]」
国書刊行会('98.01)
2 キム・ニューマン ドラキュラ紀元 ホラー「ドラキュラ紀元」創元推理文庫('95.06)


更新履歴
2003.08.03「靴と銀器」の訳本に「別冊宝石73号」を追加
2005.08.27Amazonへのリンクを追加
「俳優ハリーの最後の舞台」「ティリング・ショーの謎」「玩具の家の喜劇」
「メアリー・シヴィアの失踪」「天才発明家スピノラ」の訳本に「翻訳道楽」を追加
2013.09.01「天才発明家スピノラ」の訳本にHMM('13.10)を追加
2015.01.18「ティリング・ショーの謎」の訳本にHMM('15.02)を追加



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