2010年09月23日
写楽・考
北森鴻さんの「写楽・考」を読みました。
これは、蓮杖那智フィールドファイルIIIということで民俗学者・蓮杖那智シリーズ第三作目に位置している短編集です。蓮杖那智の作品集は、これで最後。(悲)
あとは短編二つと長編(途中まで)一つを残すのみ・・・。
「写楽・考」の収録作品は以下の4編です。
・憑代忌 『小説新潮』2003年10月号掲載
・湖底祀 『小説新潮』2004年2月号掲載
・棄神祭 (「棄神火」を改題) 『小説新潮』2004年4月号掲載
・写楽・考(「黒絵師」を改題) 『小説新潮』2004年12月号掲載
面白かったです。
とくに「写楽・考」は、中篇といえるぐらいの長さで特に面白かったです。
他のシリーズキャラクタも登場します。
そうそう、狐目の教務の男の名前が判明します。それと彼の役割がどんどん大きくなってきます。
あぁ、本当にこれからって感じなのに・・・。もう新しい作品が読めないなんて本当に悲しい。
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