2009年05月21日
鬼面の研究
伊集院大介シリーズの長編「鬼面の研究」をコミック化したものを読みました。
面白かったです。
コミックス化したまんだ林檎さんは、以前にも「優しい密室」を漫画にした方です。
(絵柄は結構やさしい感じで読みやすく、私は個人的に好きです。)
さて、この原作を読んだのはもう20年近く前のことなので、
細かい部分は忘れていて大まかなストーリーしか覚えていませんでした。
この漫画を読んで思い出した部分もあります。
読んでみてハウダニットの部分は、あまり目新しいものではなく
犯人の動機というか、なぜこの場所でこんな事件を起こしたのかという動機があまり強くないなぁという部分に関しては当時と同じ感想でした。
でも、伊集院大介が(事件と直接関係ないかもしれませんが)村に関する秘密を説明する部分は、とても面白かったです。
原作を読んだときにも思いましたが改めて今回マンガを読んでみて、
やっぱりその部分は面白かったです。
基本的にこのコミックは原作に結構忠実につくっているかなぁという感じですので
原作を読んでいない方にもオススメです。
もっと伊集院大介シリーズ(昔のものだけ)をどんどんコミックス化して欲しいです。
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