2006年05月27日

列のなかの男 ジョセフィン・テイ

列のなかの男―グラント警部最初の事件
ジョセフィン テイ Josephine Tey 中島 なすか
論創社 (2006/03)
副題にあるとおりグラント警部の最初の事件です。

この作品が邦訳されたことによってグラント警部シリーズ(長編6作)が全て訳されました
(グラント警部の事件簿は、こちら>>
これが最後になるのかぁと思いながら大事に読みました。面白かったです

作品自体は、本格の形を取っていますがミステリの一般常識的なものに対して風刺的な要素を持たせたものになっています。(ネタバレになるのでストレートに言えないなぁ。)

後の作品にも出てくる人物たちもすでに登場しています。
(女優のレイ・マーカブルイは、マータ・ハラードなのかなぁ?)


ちなみに内容は、
ミュージカルの最終公演を見る人の列のなかで、並んでいる最中に一人の若い男が殺害されます。
事件は単純そうに見えたが・・・。
と言った感じです。

By ちゃ@管理人 @ 07:22 AM | ミステリー関係 | コメント (0) | トラックバック (0)

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