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佐月恭壱


「北森鴻」が描く美術修復師の名探偵。
佐月恭壱
銀座の花師で天才的な絵画修復師。
父親は、既に他界しているが大学の先生で同じく絵画修復をしていた。
父親の代からの相棒、前畑善次郎を助手に持ち、
佐月恭壱が絵画修復をしているときは、前畑が花師の仕事を請けもつ。
謎の女性(※1)から修復の仕事が依頼される。

その他の登場人物に科学鑑定を引き受けてくれる絵画研究所の若槻伸吾。
佐月恭壱の行き付けのバーの朱明花、そして、その父親である貿易商の朱建民。
朱建民は、美術コレクターであり、闇の世界でも絶大な力を持つ。


佐月恭壱の事件簿
No.事件名初出誌収録本(出版年)
1 「深淵のガランス」(短編) 「別冊文藝春愁」
2004年5・7月号
「深淵のガランス」文藝春秋(2006.03)
「深淵のガランス」文春文庫(2009.03)
2 「血色夢」(短編) 「別冊文藝春愁」
2005年3・5・7・9月号
「深淵のガランス」文藝春秋(2006.03)
「深淵のガランス」文春文庫(2009.03)
3 「虚栄の肖像」(短編) 「別冊文藝春愁」
2007年5・7・9月号
「虚栄の肖像」文藝春秋(2008.09)
「虚栄の肖像」文春文庫(2010.09)
4 「葡萄と乳房」(短編) 「別冊文藝春愁」
2007年5・7・9月号
「虚栄の肖像」文藝春秋(2008.09)
「虚栄の肖像」文春文庫(2010.09)
5 「秘画師遺聞」(短編) 「虚栄の肖像」単行本書き下ろし 「虚栄の肖像」文藝春秋(2008.09)
「虚栄の肖像」文春文庫(2010.09)
6 「凍月(いてづき)」(短編) 「深淵のガランス」文庫版書き下ろし 「深淵のガランス」文春文庫(2009.03)
※1・・・ 謎の女性は、「深淵のガランス」で、蓮丈那智らしい女性を知り合いと言っている。
また、「虚栄の肖像」で冬の狐を名乗る旗師、都内の骨董業者とも言っているが、
名前を呼ばれるシーンでは、「***様」と言われている。
この女性は、宇佐見陶子を彷彿とさせるが・・・。

(北森鴻の作品は、世界の共通化がなされており、他シリーズのキャラクターが出てくることは良くある。
そのため、佐月恭壱シリーズに宇佐見陶子が出てきてもおかしくはない。
ところが実際に、佐月恭壱シリーズに出てくる謎の女性と
宇佐見陶子シリーズの主人公が同一人物という感じは、どうしても受けない。
受ける印象が違う感じがする。)


更新履歴
2010.10.24「佐月恭壱の事件簿」を公開



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