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ダーシー卿



「ランドル・ギャレット」が描く魔術世界の名探偵。
ダーシー卿(Lord Darcy)
魔術の支配する現代、イギリスとフランスが一つの国になっており統治者はヘンリイ4世。
フランスのノルマンディをまかせられているのは、その弟、リチャード公爵。
その公爵の主任捜査官がダーシー卿。ワトスン役には、法廷魔術師のショーン・オー・ロクレーン。


ダーシー卿の事件簿
No.事件名(原題名)初出誌名(出版年)日本での主な訳本(出版年)
1 「その眼は見た」
(The Eyes Have It)
「アナログ」
(1964.01)
HMM('74.07)
「魔術師を探せ!」ハヤカワ・ミステリ文庫('78.01)
2 「シェルブールの呪い」
(A Case of Identity)
「アナログ」
(1964.09)
HMM('75.03)
「魔術師を探せ!」ハヤカワ・ミステリ文庫('78.01)
3 「藍色の死体」
(The Muddle of the Woad)
「アナログ」
(1965.06)
HMM('76.10)
「魔術師を探せ!」ハヤカワ・ミステリ文庫('78.01)
4 「魔術師が多すぎる」(長編)
(Too Many Magicians)
「アナログ」
(1966.08〜1966.11)
「魔術師が多すぎる」
ハヤカワ・ポケット・ミステリ1150('71.07)
ハヤカワ・ミステリ文庫('77.07)
5 「想像力の問題」
(A Stretch of the Imagination)
「アナログ」
(1973??)
「別冊・奇想天外 No.13 SFミステリ大全集」('81.03)
6 「重力の問題」
(A Matter of Gravity)
「アナログ」
(1974.10)
「SFミステリ傑作選」講談社文庫('80.09)
7 「イプスウィッチの瓶」
(The Ipswich Phial)
「アナログ」
(1976.12)
「SF九つの犯罪」新潮文庫('81.08)
8 「苦い結末」
(The Bitter End)

SF宝石('80.02)
9 「ナポリ急行」
(The Napoli Express)

SF宝石('81.04)
10 「十六個の鍵」
(The Sixteen Keys)

HMM('06.02)
11 (The Spell of War)
(未訳)



参考文献およびパロディ,パスティッシュ
No.著者、編者など作品名及び特集名内容収録誌
1 森英俊 著 ギャレット,ランドール(フィリップス,マーク)
Garrett,Randall(Phillips,Mark)
作家紹介、作品紹介 「世界ミステリ作家事典[本格派編]」
国書刊行会('98.01)
2 マイケル・クーランド 著
(Michael Kurland)
Ten Little Wizards」(1988) パスティッシュ 未訳
3 マイケル・クーランド 著
(Michael Kurland)
A Study in Sorcery」(1989) パスティッシュ 未訳
4 福井健太 著 「本格ミステリ鑑賞術」 「魔術師が多すぎる」作品研究 ミステリーズ!vol.18('06.08)
マイケル・クーランドは、「Ten Little Wizards」「A Study in Sorcery」というダーシー卿の正当な続編を書いている。
その他、クーランドにはダーシー卿は登場しないが設定だけを使った「The Unicorn Girl」(未訳)という作品もある。


更新履歴
2000.06.14No.10(The Sixteen Keys)とNo.11(The Spell of War)を追加(両作とも未訳)
2002.05.23参考文献に「世界ミステリ作家事典[本格派編]」を追加
2004.03.14参考文献に「Ten Little Wizards」「A Study in Sorcery」を追加
2006.01.08Amazonへのリンクを追加
「十六個の鍵」の訳本を追加
2006.08.19参考文献に「本格ミステリ鑑賞術」を追加



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